リグノパワー
(ひび割れ防止混和剤)
1.建設社会における課題問題
あらゆるコンクリート建築構造物、高速道路、堤防などにおいて、ひび割れや鉄筋の腐食による耐久性の低下が深刻な社会問題となっています。
防水機能と防錆機能を付与するため、混和剤と混和材が用いられます。
「混和剤』と「混和材」の違いとは
混和剤を、正式にはコンクリート用化学混和剤と言います。
混和剤…使用量が少なく、コンクリートの容積計算の際に考慮しないもの
混和材…使用量が比較的多くコンクリートの容積計算の際に考慮するもの
一般的に混和剤は液体、混和材は粉体である。
ほとんどがセメント系になります。
2.弊社が提案する技術
弊社は、現代の建設社会において、あらゆる建物や構造物に使用されているコンクリートの老朽化対策として、鉄筋の錆び、ひび割れ、コンクリートの膨張による耐久性低下を防ぐ混和剤EMSを提供しています。
混和剤の機能・用途とは
・空気連行機能
・収縮低減機能
・水和抑制機能
・防錆(さび)機能
・増粘機能
・防水機能
・発砲・起泡機能
混和剤は多岐にわたる機能を有しており、コンクリートの用途に応じて必要な機能を選択し使用します。
3.永久的コンクリート(ヒビ割れなし100%)
鉄筋コンクリート用防錆剤(さび防止)
鉄筋をさびから守るための混和剤
海水仕様のコンクリートに入れる混和剤
防水材(防水機能)
水密性をを高めるために使用します。
AE剤(空気連行機能)
耐凍害性を向上させるため、コンクリートには空気を混入させる混和剤が用いられます。耐凍害性とは、コンクリートが凍結した際にひび割れが生じるのを防ぐ性能です。AE剤を使用しない場合でも、自然に2%程度の空気が混入しますが、自然に混入する気泡とAE剤によって生成される気泡には違いがあります。耐凍害性を向上させるのは、微細で独立した気泡であるため、AE剤を使用することでコンクリートの耐凍害性が向上し、微細な気泡の作用によってコンクリートの気密性を高めることができます。
4.使用導入後の付加価値効果
リグノパワーを使用した場合、コンクリートの強度は通常の練混ぜ水を使用した場合と比較して約30%向上します。
28日経過後の圧縮強度は、通常の練混ぜ水を使用したコンクリートでは22.5N/mm²であるのに対し、リグノパワーを使用したコンクリートでは32.1N/mm²でした。
5.使用導入後の経済効果
リグノパワーの添加により材料費は増加しますが、特殊な水和反応を促進することで、従来の素材と比較して広範囲な温度条件下での固化が可能となり、あらゆる建築施工に適応します。
6.循環型社会における効果
リグノパワーを添加することにより高強度の製品を製造可能です。
循環型社会においてシステム構築が可能になります。
7.推奨導入業種
リグノパワーの活用が期待される業種は、以下の通りです。
土木・建築の基礎工事、土間打ち
コンクリート製品